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院長 三橋 牧
月日の経つのは早いもので、クリニックを開業してから18年が経過しました。大学病院勤務時は、がんを中心とした手術に追われ、勉強したかった漢方治療も十分にできませんでしたが、開業医となってからは日本漢方・中医学漢方・鍼治療などを学び、西洋医学とともに診療に役立てるようにして来ました。
この間、新型コロナウイルスの流行やワクチン接種による重篤な副作用が報告されるなど、経験したことのない危機的な状況に直面して来ました。全く不十分な治験のまま臨床応用されているmRNAワクチンですので、その効果も副作用も解明されていないため当院では接種を勧めていません。残念ながら副作用で亡くなられた方、重い障害を抱えてしまった方には国が十分な補償をするべきだと考えますが、膨大な数の被害救済の申請に審査が追いつかず、患者さんは苦しい生活を強いられたままです。
また、日本は世界にもまれな過労死の国であり、かつ年間約2万人もの人が自ら命を絶つ国です。生まれて来たからには誰もが幸福に生きる権利があるはずなのに。当クリニックでは、漢方治療を初め、無農薬野菜による食事療法や健康コンサート(現在まで35回開催)などの治療により、人間同士の心の回復にも力を尽くして来ました。
臓器医学と言われる現代医学では、人間の体を機械のように分解し、心臓が悪ければ心臓を、肝臓が悪ければ肝臓を取り換えていきます。ですから、大病院ではいろんな科を1日かけて、はしごして帰るのです。しかし、健康はそれぞれの内臓の専門家が診れば実現できるというものではありません。人間はいろんな内臓の足し算ではないのです。内臓には精神はないけれど、人間には精神があり、こころが生まれるのです。そこが、人間が機械とは違う点です。そこに人間の面白さがあり、難しさがあります。さて、今脚光のAIは、そこまで治療できるのでしょうか。
21世紀も4半世紀を過ぎようとしていますが、これからも漢方と西洋医学の良い所を採用して皆さんの健康増進と疾病の予防に寄与していくことが私たち牧洋記念クリニックの願いです。皆さんの温かいご支援をよろしくお願いいたします。
略歴
- 1983年 国立弘前大学医学部卒業
- 1983年 東京女子医科大学 第2外科 入局
- 1995年 東京女子医科大学医学博士号 取得
- 2000年 Cornell University留学(ニューヨーク、アメリカ)
- 2004年 東京女子医科大学 第2外科 准講師
- 2006年12月 赤羽牧洋記念クリニック 院長
資格など
- 日本東洋医学会認定漢方専門医
- 日本中医学会認定中医学認定医
- 日本中医学会理事
副院長 東儀 洋
東京女子医科大学整形外科にて脊椎外科や関節外科を学び、骨粗鬆症の研究で博士号をいただきました。
また実際に、骨粗鬆症の患者さんを東京女子医科大学の外来で専門的に治療してまいりました。
一昔前までは骨粗鬆症は単なる老化で防ぎようのないものと考える風潮がありましたが、高齢化社会をむかえた現代日本では、健康長寿をおくるために克服すべき重要な病気の一つに挙げられるようになりました。
それは骨折にともなう高齢者の長期入院、寝たきり、介護といった問題が社会問題化しているためです。
幸い今では、骨粗鬆症を早期に発見し、症状にあった治療を開始することで骨折の危険性を下げることが薬物治療により可能になってきています。
当院では新しい超音波骨密度測定器、レントゲン検査、血液・尿検査などで正確な骨粗鬆症の診断に努め、治療効果を定期的に判定していくことで患者さんの不安を克服するお手伝いができると考えております。
また、漢方治療を併用した整形外科治療は当院のおおきな特色で、慢性の膝の痛みや腰痛で困っている方、これまで西洋医学のみの治療で満足できなかった方は、ぜひその治療効果を体験していただきたいと思います。
略歴
- 1997年 国立弘前大医学部卒業
- 1997年 東京女子医科大学整形外科 入局
- 2004年 東京女子医科大学博士課程 卒業・医学博士号 取得
- 2006年6月 東京北社会保険病院(現・東京北医療センター)整形外科 勤務
- 2006年12月 赤羽牧洋記念クリニック 副院長
所属学会
- 日本整形外科学会
- 日本東洋医学会
- 日本骨粗鬆症学会
- 日本中医学会
- 山元式新頭鍼療法(YNSA)学会
資格など
- 日本整形外科学会認定整形外科専門医
- 日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医
- 日本整形外科学会認定リウマチ医
- 日本整形外科学会認定運動器リハビリテーション医
- 日本東洋医学会認定漢方専門医
- 日本中医学会認定中医学認定医
- 日本中医学会理事
- (元)東京女子医科大学附属東洋医学研究所 非常勤講師
- NPO法人放射線測定室アスナロ副理事長
論文・著書
- 「退行期および合成コルチコイド誘発骨粗鬆症性脊椎圧迫骨折の発生高位,形態比較」(日本骨形態計測学会誌2003)
- 「退行期および合成コルチコイド誘発性骨粗鬆症における脊椎圧迫骨折の高位・形態および骨代謝マーカーの比較」(東京女子医大学会誌2004)博士論文
- 「五積散合桂枝茯苓丸加薏苡仁が著効した腰下肢痛の3症例」(痛みと漢方2012)
- 「YNSA・耳鍼・高麗手指鍼を用いた運動器疾患別の治療経験」(日本中医学研究会会誌2012)
- 「手根管症候群に漢方治療が著効した4症例」(漢方の臨床2012)
- 「肩の痛み(肩関節痛)」(『Jmed22あなたも名医!漢方をつかいこなそう』:日本医事新報社2012)
- 小柴胡湯が有効だった連日の夜間疼痛発作の2症例(漢方の臨床2013)
- 周期性疼痛発作に小柴胡湯が有効だった12症例~「休作有時」を使用目標とした疼痛疾患への応用~(漢方の臨床2014)
- 女神散が有効だった上半身の疼痛の4症例(漢方の臨床2015)
- 夜間の下肢有痛性筋痙攣に対する柴胡桂枝湯の効果(漢方の臨床2016)
- 「肩の痛み(肩関節痛)」(『Jemed64漢方を使いこなそうver.2』:日本医事新報社2019)
- 「わかりやすい中医学的漢方治療」/特集:整形外科医による整形外科医のための漢方入門(整形・災害外科vol65 金原出版社 東京2022)
- 「仙腸関節障害に対する当帰芍薬散加附子の使用経験」 Medical Kanpo2024-2号:7-8 日本漢方新聞社
CLINIC NEWS
クリニックニュース
赤羽牧洋記念クリニック、クリニックニュース12月号が発行されました。
PDFとして配布も行っておりますので、ぜひご覧ください。
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